プロセスベースの ERP トランスフォーメーションによる俊敏性の実現
Wernsing Food Family (WFF) は、ヨーロッパにおける多数の関連会社を通じて、ポテト製品や、サラダ、ソースなどのデリカテッセンを製造しています。
包括的な製品ポートフォリオおよび独自の作業プロセス/技術を有し、市場要求に柔軟に対応できる企業になるという目標を掲げる同社にとって、組織全体の透明性は不可欠です。
システム、データ、プロセスの調和および標準化を目指し、同社は新しい ERP ソリューションの導入を進めています。
この導入とロールアウトの基盤は、全社規模のプロセス管理になります。
複雑な IT ランドスケープをシンプルにすることで、顧客や市場の要求に機敏に対応することが可能になります。
SAP S/4HANA® ソリューションと SAP® Signavio® ソリューションによる課題の克服と機会の発見
導入前:課題と機会
- 製品ポートフォリオが膨らみ、ワークフローは複雑化し、活用技術が競合
- 買収を重ねたため個々の子会社が独自に事業を展開し、事業部門全体にまとまりがなく、包括的ではなく部分的にプロセスが最適化
- システムアーキテクチャの複雑化が進み、システム、データ、プロセスの標準化と調和へのニーズの高まり
SAP を選んだ理由
- ライフサイクル管理プロセスの中核ソリューション
- プロセスの影響を予測できるプロセス解析機能、応答時間を短縮できるシミュレーション機能
- プロセスの文書化が SAP S/4HANA® 導入を成功させる基盤となる
- プロセスおよび ERP システム間の全データ移行とインターフェースの可視化
- SAP® Signavio® Process Collaboration Hub が中核的なナレッジベースとなる
導入後:価値実現の結果
- 受注から入金、計画から出荷、記録から報告といった包括的な事業領域に及ぼすプロセスの影響の深い理解
- 業務部門と IT 部門間の円滑なやり取りが実現
- ビジネストランスフォーメーションの付加価値を認識できることで、事業部門が変更の受け入れの容易化
「SAP Signavio ソリューションのおかげで、複雑な組織内でもプロセスの最適化をエンドツーエンドで設計できます。
これによって、システム横断的な可視化が実現し、成果を上げるまでの時間も短くなり、市場ニーズにも俊敏に対応できるようになりました」ユルゲン・ミッドデルベック (Jürgen Middelbeck) 氏、グローバルアプリケーション責任者/SAP プロジェクトマネージャー、WFF IT-Service GmbH
SAP S/4HANA® 導入の効率的な設計
SAP S/4HANA® ソリューションと SAP® Signavio® ソリューションを関連付けることで、同社は業務およびビジネストランスフォーメーションを効率的に進めることができます。
現状のプロセスを文書化することで、SAP のベストプラクティスとの比較が可能となり、ERP システムとのプロセス連携箇所(IT システム内外の文書やデータフローなど)を特定できます。
これにより、Wernsing Food Family は改善の可能性がある箇所を早期に特定することが可能となります。
例えば、システムとデータを調和させることで、より効果的に活用できる箇所を特定しやすくなります。
加えて、それぞれの目標プロセスへの移行がより効率的になります。
「ソリューションが、プロセスビューだけでなく、アーキテクチャビューも提供してくれるため、当社のシステムアーキテクチャをビジネスプロセス内部から容易に把握できます。
SAP S/4HANA への移行を成功させるには、この包括的な可視化が重要なのです」
アンドレ・ベルトケ (Andre Bertke) 氏、グローバルプロセスおよびプロジェクト責任者、WFF IT-Service GmbH