Adidas:直感的なエンタープライズアーキテクチャ管理により、多層的なプロセスを変革

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業種
Consumer products
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地域
Herzogenaurach, Germany
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従業員数
62,035 employees

アーキテクチャの自動化と統合

アディダスは、組織全体のプロセス改善を推進するために、自社のエンタープライズアーキテクチャを可視化する必要がありました。同社はSAP LeanIXソリューションを活用することで、アプリケーションポートフォリオを最適化し、オープンソースソフトウェアに伴うリスクを軽減したほか、ビジネスのさまざまな側面を強化しました。

以前利用していたエンタープライズアーキテクチャ管理システムは使い勝手が悪く、ごく一部のユーザーしか利用できませんでした。SAP LeanIXソリューションに切り替えたことで、状況は劇的に改善しました。

-ダニエル・アイヒテン(Daniel Eichten), Vice President, Enterprise Architecture, adidas AG

エンタープライズアーキテクチャ管理の近代化

1900年に洗濯室から始まったアディダス(adidas AG)は、現在では「世界最高のスポーツブランドになる」という明確なミッションを掲げる、スポーツ用品業界のグローバルリーダーとして広く知られています。

当時利用していたサードパーティ製のエンタープライズアーキテクチャ管理ソリューションは、アーキテクトのコミュニティ以外ではほとんど使われておらず、登録されている情報も不完全で、内容も古くなっていました。こうした状況を受け、アディダスは変革の時が来たと判断しました。

同社は、組織内のさまざまな領域にいる、スキルレベルの異なるユーザーに対応できる新しいアプローチの導入に乗り出しました。

全社的なテクノロジーソリューションの可視性向上

アディダスは「SAP LeanIX」ソリューションを採用し、エンタープライズアーキテクトだけでなく、ソリューションアーキテクト、エンジニア、運用マネージャー、プロジェクトマネージャー、そしてビジネスユーザーなど、多様なユーザーに向けて展開しました。これにより、同社は初めて、自社のアプリケーションポートフォリオ全体を網羅した「地図」を手に入れることができました。

さらに、SAP LeanIXソリューションにテクノロジーを登録し、それぞれを「標準」「禁止」、あるいは「特定の条件下で例外的に許可」といった区分に分類しました。登録されていないソフトウェアについては、当初はユーザーが手動でオンボーディングプロセスを開始し、そのテクノロジーの登録を申請する仕組みとしました。その後、アディダスはこのテクノロジー管理プロセスを自動化しました。例えば、ユーザーから新しいテクノロジーの導入申請があると、必要に応じてITセキュリティ部門、データプライバシー部門、調達部門に対して自動的にチケットが発行されるようになっています。

また、アディダスは「アーキテクチャ決定記録(Architecture Decision Records)」を導入しました。ファクトシートを活用して、検討された選択肢の詳細、決定に関与した人物、決定に至った理由など、下された決定事項を記録しています。さらに、API、マイクロサービス、アプリケーションライブラリ、デプロイ履歴といった情報をSAP LeanIXソリューションに集約・登録しました。

ソリューションとプロセスの連携

アディダスは、SAP LeanIXを、SAP Signavioソリューションやガバナンス・ワークフロー管理のためのサードパーティ製ソフトウェアなど、複数のソリューションと統合することで、プロセスの自動化と改善を実現しました。ソフトウェア間の統合が進んだことで、例えば、あるアプリケーションがライフサイクルの終わりに近づいた際、SAP LeanIXでレポートを即座に実行し、それに関連する他のアプリケーションを特定できるようになりました。これにより、組織全体で100以上のライフサイクル終了を迎えるシステムと、それらの依存関係が明らかになっています。

さらにアディダスでは、サーバーのデプロイやアカウントのサブスクリプション、調達といったプロセスにSAP LeanIXを統合しているほか、予算策定やプロジェクト計画の策定にも同ソリューションを活用しています。プロジェクトチームが新たな取り組みを提案する際、その情報はSAP LeanIXに入力されます。これにより、アディダスはシステムへの影響を把握し、新しい技術を導入する必要があるかどうかを判断できるだけでなく、下された決定事項とその根拠を記録しておくことも可能になります。

加えて、アディダスがプロダクト主導型の組織構造へと移行した際には、エンタープライズアーキテクチャチームがSAP LeanIXを「信頼できる唯一の情報源(ソース・オブ・トゥルース)」として活用しました。これにより、ビジネスシステム、ケイパビリティ(能力)、プロセスを、プロダクトドメインマップと紐付けることが可能となりました。

より持続可能なアプローチの推進

SAP LeanIXを活用した現在の取り組みには、メタモデルにおいて、各コンポーネントを「テクノロジーコンポーネント」として管理すべきか、それとも「情報コンポーネント」として管理すべきかを明確に定義することが含まれています。

同社はまた、SAP LeanIXとSAP Signavio、およびサードパーティ製ソフトウェアとの連携をより緊密にしたいと考えています。さらに、提案依頼(RFP)プロセスや、IDガバナンス・管理(IGA)といったビジネスプロセスと、SAP LeanIXソリューションとの統合を深めることも目指しています。

SAP LeanIXソリューションは、最も持続可能性の高いテクノロジープロバイダーを特定するなど、同社のIT運用をより持続可能なものにする上でも貢献できる可能性があります。

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