ARD:放送ネットワークが力を結集し、年間1,000万ユーロ以上のコストを削減
これは、放送ネットワークの設立以来、最も包括的な組織改革です。ARD(ドイツ公共放送連盟)を構成する9つの放送局、ドイチュラントラジオ(Deutschlandradio)、およびドイチェ・ヴェレ(Deutsche Welle)は、その管理体制を根本から再編しました。かつては、個別に構築されたシステムや、歴史的経緯の中で形成された独自の業務プロセスが37,000人ものユーザーの日常業務を規定していましたが、現在ではSAPの統合プラットフォームが導入され、高い透明性と有益なシナジー効果が実現されています。
このネットワークでは180以上の業務プロセスが統合・調和され、管理コストおよびITコストが大幅に削減されました。その成果は数値にも表れています。業務プロセスの90%が統合され、70%が標準化されたことで、システム運用およびアプリケーションサポートにかかるコストが半減しました。これにより年間1,000万ユーロ以上のコスト削減が達成され、浮いたリソースは、ジャーナリズムの質の向上やデジタルサービスの拡充といった、最も価値を生み出す分野へと充てられています。
ARD傘下のすべての放送局、ドイチュラントラジオ、およびドイチェ・ヴェレが現在、統一された管理システムを利用しているという事実は、一つの重要な節目であり、技術的な飛躍でもあります。これにより業務プロセスが効率化され、数百万単位のコスト削減が可能となります。
- ラルフ・ルートヴィヒ(Ralf Ludwig), General Director, Mitteldeutscher Rundfunk (MDR) ARD Germany